お茶を淹れる、花を手に取る。
その小さな所作の中に、自然との距離を感じ、
心が静かに整っていく。
SHIYAは、自然をただ消費するのではなく、
感覚と心で共に循環する生き方を大切にしています。
草木の力と文化の記憶をお茶として表現し、
薬効や効能だけでなく、香り・色・手触りを通して、
心と感性をやわらかく整えること。
古来の知恵と土地の記憶を日常に取り戻し、
本草茶を通して、自分の呼吸を静かに取り戻す。
それは、自然と人、土地と心をそっとつなぐやさしい時間です。
湯を注ぐ音、立ちのぼる香り、手のひらの温度。
そのひとつひとつが、自然と共に呼吸するための小さな儀式。
本草学は、植物や鉱物など自然の素材を観察し、
体と心にどう取り入れるかを考える古来の知恵です。
日本では、薬草や花を日々の暮らしに取り入れ、
食やお茶、入浴、香りとして楽しむ文化がありました。
本草茶は、その知恵にならい、
日本茶をベースに四季折々の草花をやさしくブレンド。
香りや味わいを通して、自分たちの育った風土や季節の文化にふれ、
自然との距離を少しずつ近づける時間をお届けします。
ひと口ごとに、自然とそっと手をつなぐ時間を。